100年前の建物に新しいエネルギーが宿る|HOTEL K5(ケー ファイブ)

お気に入り度:★★★★★
住所:東京都中央区日本橋兜町3-5
開業日:2020年2月1日
大正12年(1923年)、第一国立銀行の別館として建てられた建物だそう。建設1ヶ月後に関東大震災、その後東京大空襲等も乗り越え、今回耐震工事の上リノベーションされて今にいたるという…。今はホテル以外にもカフェやレストランなど他テナントも入る複合施設となっています。

古い建物だけあって、入り口に3段ほどですが大きな段差があったりバリアフリーではないですが。ベビーカーや車椅子はスタッフの方が運び入れてくださるそう。まったく歩行不能、などの場合はちょっと難しいかもですが、歩行可能な方なら大丈夫。
(※翌日確認したところ、別の入り口にスロープが用意されていてカフェ・レストランを通り抜けてホテルフロントまで行けるようです。利用の際は事前に電話で連絡した方がよさそうです。またそちらも入り口部分が5cm以上の段差になっています)

宿泊した日は、先に別のホテルを予約しようとして立て続けに2件取れなかったり、同行する予定の家族が来れなくなったり、なんとなくバタバタで気分もちょっと沈みがちだったのですが。

到着するなりホテルスタッフのホスピタリティに、そして建築・デザインのエネルギーに、あっという間に元気をもらってしまったのでした。
目次

おススメポイント・1:スタッフのホスピタリティが素晴らしい

スタッフの方はどう見ても20代くらいかと思うのですが…どこでキャリアを積んでいたのでしょう。

まず荷物が2つもあって、チェックインカウンターの荷物台から落ちそうになっていたら、「よろしかったら書類記入はカフェのお席で」と素早く案内。

事前には言っていなかったのですが、少々足が悪いことがわかると「本日ご用意していたお部屋が室内に段差があるのですが、よかったら段差のないお部屋にアップグレードさせていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか」と。

ありがたくお願いしました。段差,弱いんです。

お部屋の準備の間もカフェの椅子で待たせていただき、その際も「大きなお荷物は先にお運びしてよろしいですか」

…細かな気配りがありがたい。
緑がいっぱいのホテル横のカフェ。待ち時間もここちよい
…この価格帯のホテルであれば、このくらいのサービスがあればな、というところをしっかりクリアし、しかもそれがマニュアル的でないというか、「心がこもっている」感があるのがよいなあと。

その後、翌朝の朝食をすすめられましたが、スタッフさんが感じがよいのと、おいしそうなのと、とどめにラストオーダー11:00とお寝坊部隊にやさしい時間設定で、即お願いしてしまったほど(笑)。

おススメポイント・2:「非日常」と「くつろぎ」の絶妙なる同居

そんなわけで,Junior Suiteのお部屋に宿泊することになり。

スタッフの方に案内いただき、お部屋に入ってまた感激。
和モダンというか、オリエンタルというか、写真で見て想像していた以上に高揚感をかきたてられるデザイン。映画の世界にさまよいこんだような感覚に陥ります。
ジャポニズムともオリエンタルとも形容しがたい独特の雰囲気
でもいざソファに身を沈めてみると、これがまたとても落ち着くのです。

コンクリート打ちの床に畳様デザインのカーペットを敷いて、ソファ周辺は靴(※室内スリッパの用意はあり)を脱げる様になっていたり。ソファの作りがしっかりしていたり、クッションの硬さ具合がちょうどよかったり。

ちょっと疲れていてうっかりソファで横になって1時間ほど居眠りしてしまったのですが、幅も狭すぎず、硬さもいいので変に体が痛くなることもありませんでした 苦笑。
近くに大きな通りがあり、夜もひっきりなしに車の通る音は聞こえますが、さほど気にはなりませんでした。銀座とかに比べ元々がオフィス街なので、人の声や何かのメロディなどが聴こえることはほぼないので、車の音はもはや「ホワイトノイズ」。

ただ館内の人の声や近くの部屋でかけるレコードの音などは聞こえました。あまり防音に優れているという感じではないかな。

主に中央のソファに座って作業をしていたのですが、PC等使うには上の写真で赤いソファの影に隠れている黒っぽいミニテーブルがちょうどよいです。
白のローテーブルだと低過ぎるのですが、この黒いテーブルは高さがちょうど。明日の朝ごはんを予約したので軽めの夕食を載せても大丈夫なくらいのサイズはあります。

見た目がオシャレなだけでなく、きちんと機能性をあわせ持っている点でも、このホテルの価格帯に納得できるわけです。

せっかくデスクがあるのでそちらも使おうと思いながら、ソファが快適すぎて結局動けなかった…

おススメポイント・3:街の活性化を牽引できる魅力

「街の活性化」って、個人の宿泊の感想としてはかなり抽象的すぎるかもしれませんが…少なくとも私は「また泊まりたい」は「このホテルを応援したい」とイコールです。

このK5から派生するように、近隣に若い店主による新たな店舗も集まってきて街の活性化につながろうとしているというのは、ビジネスにおける宿泊業のあり方としてとても素敵だと思うのです。前から気になっていて、利用者の評判もよい「パティスリー ease(イーズ)」や「フレンチビストロ Neki」もこの界隈に最近できた店の一部。

実際問題単独で素敵なホテルだけがあるというより、その周囲に魅力的なお店があるほど、リピートしたくなりますよね。

近くにあるHAMACHO HOTELもとてもよかったので、はしご宿泊をしてもよさそう。
また上記とは別に、K5から徒歩10分圏内に、かなり快適なワークプレイスが2ヵ所もありました。
女性の利用者も多く、飲食も可能で(しかもおいしい)電源・Wi-Fi完備、と、知らない間に兜町・茅場町近辺が新しいワークスタイルに対応した街に変貌していてびっくり。

ぜひ下記にも足を運んでみてください。
・Kable Book Lounege
・CAFE SALVADOR BUSINESS SALON
・HAMACHO HOTEL

もちろん「ワーク」にも快適なWi-Fiと電源

宿泊者は館内のWi-Fiを利用することができます。
ベッド裏のデスクの上に、部屋やホテル周辺の利用案内が用意されており、Wi-FiのID・パスワードもそこに記載されています。ホテル内だけでなく、館内他のレストラン・カフェや周辺情報もあり、QRコードで読み取れる部分もあり、この案内自体も大変便利。
電源については、アップグレードしていただいて広い部屋だったことも多少影響あるかもしれませんが、明らかにコンセントが多く設けられています。

・黒ソファ横:コンセント4口、USB1口
・ベッドサイド:コンセント2口、USB1口
・デスク上:コンセント2口、USB1口
・デスク下:コンセント2口
・黒ソファ側植栽裏:USB1口
・赤ソファ側植栽裏:USB1口
これだけあれば、スマホ&タブレット複数持ち+モバイルWi-Fi持ちの私でも十分にこと足ります。素晴らしい。

ただ、黒いソファ以外で
「充電しながらPCやスマホを使いたい」となると、ちょっとコードが届かないかも。上記のようなニーズがある方は
「ホテル滞在用延長コード」か「モバイルバッテリー」を事前に自前で用意しておくとよいでしょう。

私はモバイルバッテリーは急遽必要になり黒の地味なものを購入しましたが、延長コードは白いものを用意して、少しでもお気に入り度が増すようにしています。

注意点:段差注意&冷蔵庫の中身が瓶(王冠)

冒頭に書いたように館内全体が若干段差ありの部分があるデザインなので、その点気になる方は事前に確認した方がよいと思います。

あと、室内にある飲み物、冷蔵庫の中身は瓶製のものでした。キャップは王冠か捻って開けるもの。王冠用の栓抜きは冷蔵庫の上にあります。
環境面での配慮(脱ペットボトル)まで行き届いていて素晴らしい限り。ですが、王冠を開けるのが苦手な方は、あらかじめ飲み物を用意しておいた方がよいかも。

館内に自動販売機はなく、最寄りでドリンクを入手するにはワンブロック先に大きなコンビニ(ファミリーマート)になります。夏場や連泊する方は気をつけて。

まとめ:ワークはもちろん、リフレッシュにも最適。再訪したい魅力十分なホテル

と、ここまで「ワーク」の観点を中心にここまで書いてきましたが、もちろんリラックス&リフレッシュの場としても魅力十分。
ベッドは快適だし、浴室もトイレもオシャレすぎ…。どこにいても気分が上がる素敵空間。しあわせ。
ソファに座ってベッドをながめているだけで、なごみます。
HOTELK5_ 2020_bathroom01
最後に。私自身はしがないフリーランサーですので、「できるだけお得に宿泊したい」が基本方針なのですが。

このホテルについては、
「今回利用したHafh経由だとホテルにどのくらい行くのかな…OTA(トラベルサイト、楽天トラベルなど)経由の方がよかったかな」
なんてちょっと気になってしまったほど。(あとでスタッフの方に伺ったところ、Hafh経由でもホテルに入る金額は十分、とのこと。安心してご利用ください)

ついそんなことを思うくらい、魅力にあふれたホテルなのでした。

今回の費用(※サブスクサービス利用のため不明確)

Hafhはいわゆる「サブスク」月額定額制のため、費用が正確にわからないのですが。
Hafh HOTEL K5
https://www.hafh.com/properties/962

時期によって掲載されているお部屋や必要コイン数(※Hafhのサービス利用時に必要となるHafhの独自通貨のようなもの。登録時やキャンペーン等で貯めることができる)は違うかもしれませんが。

8月から月9,800円のスタンダートプランを3ヶ月継続(初月は新規登録だったので4,900円)でここまで24,500円支払い。
すでに別のホテルで3泊して600コインを利用。(通常1泊6,000-7,000円程度→18,000円程度)
今回、K5宿泊に1,650コインを利用。(Hafhで利用できる K5 ROOMだと、通常28,000円〜程度)
残696コイン。宿泊可能数残4泊。

この間のコイン獲得は友人紹介は1件のみ。後はHafhの公式のキャンペーン(本人確認登録や,登録後の宿泊,毎月の残宿泊可能数1泊=50コイン変換,その他期間限定のキャンペーンなど)

支払額:24,500円(スタンダードプラン3ヶ月分。初月のみ4,900円)
獲得コイン:2,946コイン
利用コイン:2,250コイン
 ・600コインで2泊3日、ダブル1室2名利用(他サイトで18,000円分相当の宿泊)
 ・1,650コインでK5 K5 ROOM相当1室1名利用(現地ホテル判断でJunior Suiteにアップグレード)1泊2日(他サイトで28,000円相当)
 = (※他サイト参考で、2施設、約46,000円相当分の宿泊)
残コイン:696コイン
残宿泊可能数:4泊

Hafhのラインナップに泊まってみたいホテルがあって、定期的にホテル利用する予定がある方なら、今のところかなりお得感が感じられるのかな。

最近Hafh利用者のツイートなどで「実質5,000円以下で高級ホテルに宿泊可能」みたいな情報をチラチラ見かけましたが、それは一般的には難しいです。高級施設ほど利用コイン数が必要になるので、フォロワーが多いなどで「紹介」による獲得コインが10名以上見込めるとかでないと…。

月額のサービス利用料の支払額=獲得コイン数でもないし、宿泊施設によって必要コイン数もかなり違うので一概には比較できないので難しいですが。


「Hafhでお得に泊まりたい!」と思うならば、今のところは「公式のキャンペーンを逃さず乗る」が、唯一解だと思います。
途中で「休会」も可能なので、私自身も今後継続するかはまず下記キャンペーンを利用してから考えようかなと。

今月(2021年10月)から登録していれば獲得コイン増量のキャンペーンがあるので、興味がある方は10月中に登録を。
(今のところ、11月以降の登録だとこのキャンペーンには該当しないようです。)

下記URLから新規登録すると紹介キャンペーンが適応されて、さらに100コインが獲得できます。よかったら見てみてください。(私にも紹介コインが入ります。今の期間は200コイン入るようです)

Hafh招待URL(新規登録で100コイン獲得)
https://www.hafh.com/invite/qNCSp2uP5iq9n46x


なお“最大2,400コイン獲得“というのは、”プレミアムプラス 月額82,000円を11月-1月まで継続”した場合です。
一般的に支払い可能そうな金額でいうと、
”スタンダート月額9,800円 月100コイン獲得 最大300コイン”
”ライト月額2,980円 月30コイン獲得 最大90コイン“
あたりかなと。

もちろんこの「10月-11月まで有料会員&プラスワンアクション」のキャンペーン以外にも月々得られるコインや情報登録等で得られるコインがあります。下記の「プラン一覧」も参照してください。

Hafhプラン一覧
https://www.hafh.com/planhttps://www.hafh.com/plan
そのうち、Hafhはじめ、各旅行サイト等の具体的な利用方法もアップするようにします。

ホテル情報

住所:東京都中央区日本橋兜町3−5
アクセス:東京メトロ東西線・銀座線、都営地下鉄浅草線日本橋駅 D2出口 徒歩12分
東京メトロ東西線・日比谷線茅場町駅10番出口 徒歩5分
東京メトロ銀座線・半蔵門線三越前駅B6出口 徒歩9分
客室数:20室
IN:15:00  OUT:12:00
サイト:https://k5-tokyo.com/
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この記事を書いた人

アラフォー東京在住のフリーランスワーカー。
ノマドワーク・ワーケーションにちょうどいいホテル・カフェを求めて都心部を中心に出没中。

あまり古めの施設は好きではないので、ついつい新しくできた施設に行きがち。シンプルデザインでテンションが上がる系。

コース料理がキツくなって、ちょっと作業しながらでも食べられるようなカフェランチやスイーツにかける情熱が増し増しな昨今です。

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